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「原子力潜水艦沈没」を否定する中国…「乗組員55人死亡」英機密文書が登場

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.05 08:07
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中国原子力潜水艦が西側潜水艦を捕らえようとする罠にかかり、酸素システムが故障して乗組員55人が死亡したという報道が出てきた。8月にもこのような主張がソーシャルメディアで流れていたが、中国は公式的にはこのような事件があったという事実を否定していた。

3日(現地時間)、デイリー・メールは英国機密報告書を引用して「中国原子力潜水艦093-417号が英国と米国潜水艦を捕らえようとする罠にかかってシステムエラーが発生した」とし「酸素システムが誤作動を起こし、艦長と将校21人を含む中国乗員55人が死亡した可能性がある」と報じた。

 


デイリー・メールが公開した報告書にはこの事故が8月21日に西海(ソヘ、黄海)で発生したと記載されている。

英国当局は潜水艦のシステム欠陥による低酸素症が死亡を引き起こしたとみていて、潜水艦は中国海軍が米国と連合軍の潜水艦を閉じ込めるために使う鎖と碇の障害物にひっかかったと伝えられている。

この事故で将校22人、将校生徒7人、副士官9人、水兵17人など乗組員55人が死亡したと報告書は伝えた。

匿名を求めた英国海軍潜水艦隊員はデイリー・メールに対して「原子力潜水艦が罠に閉じ込められて潜水艦のバッテリーが放電されたとすれば、結局空気清浄器や空気処理システムも故障したかもしれない」とし「彼らは空気を維持することに失敗したはずで、これは窒息や中毒につながっただろう」と説明した。

続いて「英国海軍はこのような状況で二酸化炭素を吸収して酸素を生成するキットを保有しているが、他の国ではこのような種類の技術がない可能性が高い」と付け加えた。

8月22日、海軍専門メディア「Naval News」潜水艦専門家であるH.I.サットン氏はSNSを通じて「中国海軍の093型上級原子力潜水艦が台湾海峡付近で深刻な事故に遭遇したという報道がある」と伝えた。ただしサットン氏は「この報道は現在まで確認されないでいる」とし、用心深く扱わなければなければならないと付け加えた。

これに対して台湾国防部の孫立芳報道官は「台湾軍は情報・監視・偵察などを通して台湾海峡付近のすべての海空域の動きを綿密かつ慎重に把握している」としつつも「現在まで(中国)原子力潜水艦事故のような情報を聞いたことがなく、このような情報がSNSを通じて流布してはいるが確認できるニュースはない」と明らかにした。

093型潜水艦は全長110メートルであり、排水量は7000トン(093A型)~7200トン(093G型)だ。最高速度は水中で30ノット(時速56キロ)で、最大深度は300メートルと推定される。武装は533ミリ魚雷発射管が6基、巡航ミサイルを16発(093A型)から24発(093G型)まで搭載することができる。乗員は100人で、全6隻が実戦配備されている。

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