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【コラム】「韓中関係が韓国政権交代のたびに近くなったり遠くなったりしてはいけない」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.27 14:36
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◇中国企業と衝突を避ける知恵が必要

▽チ・マンス/韓国金融研究院先任研究委員=中国経済の鈍化は不動産市場および企業融資を確実に制御するという中国政府の硬直した態度が市場を凍結して現れた現象だ。中国政府がマクロ経済の安定のために成長を犠牲にする覚悟を持っていることを物語っている。景気鈍化を「危機論」につなげるのは無理だ。過去、韓中間の垂直的競争と分業が今は水平的に変化している。韓国の代表的輸出品目で中国と直接競争する状況が2~3年で顕著になったということだ。中国企業とどのように正面衝突を避けて協力するかが重要になってきた。

 
▽キム・ジェチョル/カトリック大学国際学部教授=韓中間の異見が次第に陣営化、構造化、高度化される可能性が高いため懸念される。韓国政府が言う「堂々と成熟した関係」の核心は中国が我々の利益と要求に耳を傾けさせることになるべきだ。そして我々は中国に韓国が米国に一方的に従属しない対外的主体であることを示さなくてはならない。中国が韓国の外交的行為を韓米関係の脈絡で解釈するためだ。我々はまた、韓米同盟強化もそれ自体を目的にしているというよりも韓国の国益を実現する手段としなければならない。

▽李夏慶(イ・ハギョン)/中央日報論説委員=過去には世界経済が不安定な状況でも中国はよく耐えていた。1997年アジア外国為替危機の時は元貨為替レートを守ってアジア経済を助け、2008年米国発の国際金融危機の時は4兆元を越える財政を緩和して世界経済を救ったという評価を受けている。今は中国が不動産発負債危機、デフレ懸念、青年失業など国内問題で手を焼いている。カギは構造調整だが、昨年から総人口が減り始めた中国が難局をどのように打破していくのか関心を集めている。中国指導部のリーダーシップが真の試験台に上がっている。

◇一貫性のある外交戦略が重要

▽魏聖洛(ウィ・ソンラク)/韓半島(朝鮮半島)平和作り事務総長=習近平主席の訪韓はイベント的な性格が強く、懸案を根本的に解決できない可能性が高い。米中競争構図の中で韓国がどのように身動きが取れるのかに対する政策的方向と座標を持っていなければならない。そうしてこそ中国が「韓国は米国の同盟だから対米傾斜は避けられない」ということを認知して韓国に対する期待を調整するだろう。すべて同じように見える米国の同盟でも中国に対する態度は少しずつ違う。「韓国の対応はオーストラリアや日本よりは柔軟な対話空間を確保している」と言えるほどの韓国式対中戦略がなければならない。

▽洪錫ヒョン(ホン・ソクヒョン)/韓半島(朝鮮半島)平和作り理事長=韓中関係をどのように管理するかが最も大きな問題だ。政府と民間ではできることが違う。経済は結局、民間の領域だ。民間がすべきことは先端技術で超格差を維持できる製品競争力を備えることだ。政府は経済人がうまく処理できるように冷や水さえ浴びせなければよい。政府は何より外交に優れていなくてはならない。外交資産の蓄積も重要だ。国連事務総長まで輩出した韓国外交部なのだから、人的資産や研究を蓄積して誰が大統領になっても一貫性のある外交戦略を提示するべきだ。外交部や専門家集団はブレない役割を果たさなければならないだろう。習近平訪韓のようなイベントも重要だが、外交の基本を確かめるほうがカギとなる。

まとめ=サゴン・グァンスク/中央日報中国研究所研究員

【コラム】「韓中関係が韓国政権交代のたびに近くなったり遠くなったりしてはいけない」(1)

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