人民元防衛し経済反騰への期待反映…中国、政策金利据え置き
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.20 16:38
中国が政策金利に当たる最優遇貸出金利(LPR)を据え置いた。景気鈍化の懸念が完全に落ちついてはいないが、これまでの流動性供給政策効果を見ながら資金離脱を防ごうとする意図とみられる。
中国人民銀行は20日、1年物LPRを年3.45%、5年物LPRを年4.20%とこれまでと同じ水準で維持すると明らかにした。LPRは18の都市銀行が最優良顧客に提供する金利の平均値で、人民銀行が各種政策手段を通じて決めるため事実上の政策金利に当たる。1年物は一般貸出、5年物は住宅担保貸出の基準となる。当初市場も金利据え置きを予想した。人民銀行が15日に政策金利の照尺となる1年物中期貸出制度(MLF)金利を据え置いたためだ。人民銀行が6月と9月に政策金利を引き下げた点で追加引き下げ余力は大きくないという判断もあった。