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ChatGPTの6500倍多く学習した…ネイバーの韓国語AI公開

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.25 11:31
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検索→モバイル→eコマースにつながったネイバー(NAVER)の成長エンジンのバトンを生成AI(人工知能)が引き継ぐことができるだろうか。ネイバーが最新の巨大言語モデル(LLM)「ハイパークローバーX」を公開した。ネイバーのサービス全般をハイパークローバーXとリンクさせるのと同時に、各企業に最適化した企業向けサービスで収益を上げるという戦略だ。

ネイバーは24日、ソウル三成洞(サムソンドン)で「チームネイバーコンファレンスDAN23」を開催し、ハイパークローバーXを披露した。ハイパークローバーXは2021年にネイバーが世界で3番目に公開したLLM「ハイパークローバー」のアップグレードバージョンだ。ハイパークローバーXはChatGPT(チャットGPT)より韓国語データを6500倍多く学習したという。ネイバーはハイパークローバーXを作るために最近5年間、AI分野だけで1兆ウォン以上を投資した。この日ネイバーの崔秀姸(チェ・スヨン)代表は「多様なサービスでクリエイター・事業者・広告主・パートナーを結び付け、彼らが成長して再びプラットフォームの成長を導くウィニング・ループ(winning loop、勝利の好循環)が我々の成功の公式」とし「このループにハイパークローバーXを加えて成功の速度を加速させる」と述べた。ただ、ネイバーは「パラメータの規模はLLMの核心的ノウハウ」とし、公開しなかった。

 
ネイバーはハイパークローバーXの多様な用途を公開した。この日午後4時にテスト・サービスを始めた「クローバーX」はChatGPTのような対話型AIサービスだ。クローバーXはネイバー内・外部サービスのAPI(応用プログラムインターフェース)を連動させ、生態系拡張を狙う。利用者がクローバーXでソカー(カーシェアリング)、配達の民族(デリバリーアプリ)、カーリー(食品配達サービス)、ヤノルジャ(宿泊・レジャー予約)サービスをつないで利用できる。例えば「子供と一緒に乗るのに良いレンタカーを推薦して」と言えば、ソカーのレンタカーの中で適した車種の情報を見せ、予約までリンクがつながる。

今年11月からネイバー統合検索に順次適用されるキュー(QUE)は複雑な質問も理解する検索サービスだ。利用者が「週末に盆唐(プンダン)でブランチを食べるのに良いテラスのあるレストランを探して」と質問すれば、適したレストランを推薦し、レストランのイメージ、レビュー、営業時間などを編集して提供するという形だ。ネイバーはクリエイター・事業者のために作文ツール「クローバー・フォー・ライティング」と広告主のための生成型AI基盤広告商品「クローバー・フォー・アド」もリリースする。

企業間取引(B2B)分野はLLMを通じてどのように収益を上げるかに関するネイバーの方向性を示している。「プロジェクトコネクトX(Project CONNECT X)」は生産性ツールだ。メッセンジャー、メールなど色々な経路で来る業務指示をAIが統合して実行計画を立て、報告書、電子メールの草案も作ってくれる。まずネイバー社内で使い、今後、他の企業に提供する。

ネイバーは企業向けAIサービスとして「ニューロクラウド」もリリースした。LLMの独自開発が難しい企業にハイパークローバーXを提供し、クラウドを企業内に置く方式でデータセキュリティを保障するサービスだ。このようなネイバーのB2BAI技術は、すでにサムスン電子DS(半導体)部門とのAI半導体協業に使われている。

同日、ネイバーの株価が一日で6.25%値上がりするほど、市場の反応は肯定的だ。しかし、グローバルLLMモデルで提起されたハルシネーション(hallucination、幻覚)エラーはハイパークローバーXにも残っている。 生成AIサービスが虚偽の情報をもっともらしい事実のように答える技術的エラーだ。これについてネイバーは、出所が明確な文書を使用する技術で回答の精度を高めたと説明する。AI学習用コンテンツの著作権侵害問題も懸念材料だ。

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