「ノーベル賞候補」と世界を騒がせた韓国の「常温常圧超伝導体」…米紙は失敗にも拍手
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.11 08:53
米コロラド大で物理学を専攻する大学院生ホフ・ホワイトロック氏は数日前の朝、同僚の研究者が行き来する研究室前の廊下で叫んだ。「私の研究結果に問題がないか誰かクロスチェックをしてほしい」。
世界の物理学者、化学者はこの数週間、このように我を忘れて忙しい時間を送った。先月末に科学論文ウェブサイト「アーカイブ」に登場した「初の常温常圧超伝導体」LK-99を実験室で再現し、科学的に検証するためだった。ワシントンポスト(WP)の科学担当記者キャロリン・ジョンソン氏は9日(現地時間)、このようにオン・オフラインを騒がせたLK-99事態を取り上げた。
メディアは今回の事例が特定の科学的発見に対する大衆の即刻反応を見ることができる機会を提供したと指摘した。超伝導体について聞いたことがなかった人たちがこの技術の潜在的波及効果に言及しながらSNSバイラルが爆発的に増えたという点でだ。半面、科学者は科学的研究と実験に基づく検証に没頭し、こうした興奮を抑える役割をした。