韓国、「夢の物質」超伝導体を世界初開発か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.02 15:44
「夢の物質」と呼ばれる常温・常圧超伝導体を韓国の研究陣が世界で初めて開発したと発表し、科学界が盛り上がっている。超伝導体とは電気抵抗がなく電流を流せばエネルギーの損失なく極限効率に伝達される物質。電力を送る際、核融合、量子コンピューター、リニアモーターカーはもちろん、さまざまな未来の技術に無限の可能性があるという評価を受ける。これまではマイナス200度の極低温や超高圧環境に限り具現可能な技術だった。
学界によると、米ローレンスバークレー国立研究所の研究陣は、韓国研究陣が7月に論文事前公開サイト「アーカイブ」に発表した超伝導体「LK-99」のシミュレーション実験を行った結果、常温超伝導体の具現は理論的に可能だと明らかにした。ローレンス・バークレー国立研究所はノーベル化学賞・物理学賞の論文を多数輩出した機関だ。これに先立ちクォンタムエネルギー研究所のイ・ソクベ代表とオ・クンホ漢陽大名誉教授が率いる国内研究陣は7月22日、アーカイブに約30度の常温で電気抵抗がない超伝導体を作ったという内容の論文を掲示した。