中国、消費者物価と生産者物価ともに下落…日本型長期沈滞の道歩むか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.10 08:29
中国でデフレーションにともなう長期沈滞が現実化するとの懸念が出ている。先月の中国の消費者物価指数(CPI)上昇率が2年5カ月ぶりにマイナスに転じ、生産者物価指数(PPI)とともに下落してだ。内需と輸出とも振るわない中国経済が過去の日本のような長期沈滞に陥りかねないとの悲観論も大きくなっている。
中国国家統計局は9日、中国の7月のCPIが1年前より0.3%下落したと発表した。前年比のCPI上昇率がマイナスになったのは2021年2月のマイナス0.2%から2年5カ月ぶりだ。中国のCPIはゼロコロナ政策が撤廃されて今年1月に2.1%を記録したがその後は下落傾向を示し、6月には0%を記録した。高いインフレ(物価上昇)が悩みの米国や欧州などとは対照的な流れだ。