韓国原子力安全委員長、IAEA事務局長に「韓国の専門家の参加継続できようにしてほしい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.09 09:05
韓国原子力安全委員会の劉国熙(ユ・グクヒ)委員長が、訪韓した国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と会い、日本の福島原発汚染水海洋放流計画と関連して検証持続と韓国の専門家らの参加を要請した。
原子力安全委員会は8日、劉委員長とグロッシ事務局長が政府ソウル庁舎で午後4時から30分にわたり面談したと明らかにした。グロッシ事務局長はこの席でIAEAの総合報告書の科学技術的検討に関する説明をした。これに対し劉委員長はグロッシ事務局長に汚染水放流計画と関連しIAEAが持続して検証することと韓国の専門家と専門機関が継続して参加できるようにしてほしいと要請したという。
これに先立ちIAEAは4日、東京電力などの汚染水海洋放流計画に対し2年3カ月にわたり検討した総合報告書を日本政府に伝達した。この報告書には東京電力の計画通りに汚染水を海に放流する場合、人体・環境に及ぼす放射能の影響は無視しても構わないほどわずかで、国際安全基準に合致しているなどの結論が盛り込まれた。