コピーライターまで…チャットGPT発の高所得専門職失業が始まった(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.05 07:44
米ホワイトハウスも昨年12月に発表した報告書で「AIは反復的でない作業を自動化できる潜在力を持っており、多くの人材を潜在的混乱にさらしかねない」と警告した。ワシントン・ポストの報道によると、米ペンシルベニア大学ウォートン校のイーサン・モリック教授は「過去の自動化の脅威は難しく汚く反復的な作業に関するものだったが、いまは高学歴が必要な最も高所得であり創意的なことを正面から狙う」とした。
アップグレードされたAIが創造的業務まで遂行しホワイトカラー職種を中心に雇用再編の可能性も提起される。3月に米投資銀行のゴールドマン・サックスは、生成型AIが世界で約3億件の正規職の雇用を減少させる恐れがあるとした。特にゴールドマン・サックスは事務職のようなホワイトカラーの雇用が建設労働者よりもっと危険なものと予測した。肉体労働はAIで代えにくいためだ。
米国のホワイトカラー雇用はすでに減少傾向だ。ウォール・ストリート・ジャーナルも非営利団体エンプロイ・アメリカの統計を引用して3月までの2022年度に米国のホワイトカラーの失業者が15万人増加したと報道した。ジップリクルーターによると政策金利が急激に上がった昨年6月から昨年11月にかけてホワイトカラーの代表的業種である技術職分野で35.7%、経営職分野で32.2%、法律職分野で31.3%、採用広告が急減した。