【韓半島平和構築】米中対立の真ん中の韓半島…南北対話チャンネルを模索すべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.01 15:46
北朝鮮が31日、軍事偵察衛星打ち上げに失敗したが、韓半島(朝鮮半島)の緊張が高まっている。今年で停戦70周年を迎えたが、南北関係は依然として不安定だ。特に最近の韓半島は北朝鮮の核・ミサイル脅威だけでなく、米中の対立で揺れ動く国際関係の真ん中に立っている。一寸先を見通せない状況だ。
こうした中、(財)韓半島平和構築(理事長洪錫炫中央ホールディングス会長)と財団の細部運営組織の韓半島フォーラムが『韓半島の平和と統一1・2』(延世大出版文化院)を発刊した。南北および海外の学者が国内だけでなく中国や北朝鮮平壌(ピョンヤン)で開いた学術会議などを通じて緊張緩和策を模索した28年間の記録を整理した。過去を振り返って新しいものを見いだす「温故而知新」レベルでだ。
洪錫炫(ホン・ソクヒョン)理事長は「最近展開している韓半島と世界秩序の変化様態は従来の平和を脅かす新しい挑戦」とし「北の非核化と韓半島平和構築のために進歩と保守の政派を超越して誰もが共感できる代案を提示することは、今後も続かなければいけない」と強調した。白栄哲(ペク・ヨンチョル)建国大名誉教授をはじめフォーラム所属の韓半島問題専門家らが今回の発刊の意味について話した。