中国、電気自動車と造船まで世界1位に…二次電池も韓国追い越す
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.05.28 13:04
自動車、造船、鉄鋼、繊維、家電、通信機器など伝統的製造業分野で中国はすでに世界最強の座に上った。自動車だけでも中国は今年1-3月期に伝統強者の日本を抜いて世界1位の自動車輸出国となった。中国自動車工業協会と韓国自動車モビリティ産業協会などによると、中国が1-3月期に自国で生産し海外に輸出した自動車は99万4000台で、同じ期間に95万4000台を輸出した既存の世界1位の日本を追い抜いた。中国の自動車輸出は2021年に韓国を上回り、昨年にはドイツまで押さえて世界2位に上がっている。
中国の自動車は10年ほど前まで韓国、ドイツ、日本の自動車をまねた「コピー品」と呼ばれ海外で冷やかされた。だが最近では電気自動車を前面に出して価格競争力と性能まで備えたという評価が増加している。米国がインフレ抑制法を導入し中国牽制に乗り出しているのに中国車は海外でよく売れているのだ。中国の自動車輸出は2018年に100万台を記録した後、3年後の2021年に200万台を超え、昨年は311万台を記録した。大林(テリム)大学自動車学科の金必洙(キム・ピルス)教授は「中国が電気自動車を集中育成してきたのが15~20年前。中国政府の努力が実を結んでいるもので、いま奮発しなければ世界の電気自動車技術主導権が中国に渡るかも知れない」と評価した。