清華紫光に続きYMTCも…米国の制裁に中国半導体ぐらつく
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.19 11:02
毎年成長を繰り返していた中国の半導体企業が相次ぎ倒れている。米国が中国を排除して自国中心の半導体供給網再編に本格的に乗り出してだ。中国企業の追撃にはひとまずブレーキがかかったが、韓国の半導体企業もやはり「半導体自立」を掲げて総力戦に出た米国・中国・欧州・日本などに対抗して競争力を育てなければならない課題を抱えることになった。
台湾の市場調査会社トレンドフォースは18日、中国YMTCが早ければ2024年に3DNAND型フラッシュ市場を断念する可能性があると明らかにした。YMTCは中国最大の3DNANDメーカーで、スマートフォンなどに使われるメモリー半導体を作る。世界市場でのシェアは2020年には0.8%にとどまったが今年4-6月期には3.4%まで伸ばした。特に200層以上の積層技術を用いた3DNAND半導体量産を宣言し、サムスン電子やSKハイニックスなど既存の強豪との競争を予告したりもした。だが米バイデン政権が事実上のブラックリストである輸出統制リストにYMTCを含め、事業をたたまなければならない危機に陥った。NAND型フラッシュ市場の半分以上を占める韓国の半導体メーカーには好材料だ。