「経済ナンバー2」中国はなぜ除外されたのか…対中戦線連合体に変化したG7(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.19 07:29
今日(19日)から広島で3日間にわたって開催されるG7(Group of Seven、主要7カ国)首脳会議(サミット)に全世界の視線が集まっている。韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領も今年の議長国である日本の招待で訪日し、韓日米会談を行う予定だ。今回の広島G7サミットを前に、中国は連日神経を尖らせている。米国と並んで世界2大経済大国(いわゆるG2)と言われながらも、中国はG7から除外されている。なぜそうなったのか。
◇1970年代の世界経済危機から出発したG7
G7は一言で言えば「先進7カ国の集まり」だ。日本・米国・ドイツ・英国・フランス・カナダ・イタリアが加盟している。オイルショックなどで世界経済が揺らぐ中、1973年に米国が英国・フランス・ドイツに提案して「財務相会議」を開いたのが始まりだった。当時、この4カ国はそれぞれ世界経済の4%以上を占めていた。その後、日本・イタリアが加わり、財務相会議が首脳会議に格上げされ、1975年に最初の「G6サミット」が開かれた。翌年、カナダも参加してG7となった。