韓国で単身世帯が急増「717万人」…半分は貧困(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.04.22 11:30
韓国で単身世帯が毎年過去最多を更新し、急速に増えている。2015年の520万世帯から2021年には717万世帯へと6年間に38%も増えた。最近はこうした増加傾向が加速している。2016年には前年比20万世帯増だったが、2021年には前年比52万世帯増となった。わずか5年間で増加幅が2.5倍を超えた。その結果、今では3世帯のうち1世帯が「一人暮らし」だ。2021年を基準に全体2145万世帯のうち単身世帯は33.4%で最も多かった。
単身世帯が増えた理由は何か。「職場が地方にあるためやむを得ない」。京畿道龍仁(ヨンイン)に暮らすキムさん(30)は地方の公企業に就職し、単身世帯になった。2020年の人口住宅総調査の結果、キムさんのように職場の問題で一人で暮らす事例が34.3%で最も多かった。会社員のソさん(28)は実家も職場もソウルだが、昨年独立し、ソウル恩平区(ウンピョング)で家を借りた。ソさんのように独立するために単身世帯になった事例が26.2%で2番目に多い。次いで「家庭の事情」(17%)、「死別」(15.5%)、「学業」(4.9%)などの順だ。