韓国、物価高・高金利…月給増えても使えるお金は減少
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.24 11:05
会社員パク・ジファンさん(41)の1月の月給明細書の金額は約700万ウォン(約73万円)だった。しかし2020年に家を購入するために組んだローンのため実際に使えるお金はかなり少ない。信用貸付180万ウォン、会社貸付150万ウォン、税金と管理費・保険料・通信費など毎月抜けていく金額150万ウォン、両家の親の小遣い20万ウォンなどを差し引くと、残る金額は毎月200万ウォンほどだ。これを4人家族の生活費にあてる。パクさんは「月給は増えたが、融資の利息だけで50万ウォン近い金額になり、家計が厳しい」と話した。
このように会社員の月給は増えても、物価まで考慮した実質所得は後退していることが分かった。急激に上昇した物価、利子負担の増加の影響だ。統計庁が23日に発表した「2022年10-12月期の家計動向調査」によると、昨年10-12月期の1世帯あたりの月平均所得は483万4000ウォンだった。1年前に比べ4.1%増えた。