涙ぐんだ尹大統領「記憶・礼遇しなければ国家でない」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.03.25 09:14
北朝鮮の武力挑発に対抗して西海(ソヘ、黄海)で戦死した55人の将兵の名前が大統領によって一人ずつ呼称された。24日、国立大田(テジョン)顕忠院で開かれた「西海守護の日」記念式に出席した尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、墓地に眠る将兵を「永遠の海の男であり英雄の55人」とし、名前を読み上げた。いわゆるロールコール(roll-call)方式の追悼であり、歴代大統領では初めてだ。
尹大統領は口を開く瞬間、涙ぐんで鼻に手の甲をあてたまま25秒間、言葉を続けることができなかった。尹大統領は「誰かを忘れられず呼ぶということは、永遠に記憶するという誓い」とし、故ユン・ヨンハ少佐から故ハン・ジュホ准尉まで第2延坪海戦と延坪島(ヨンピョンド)砲撃、韓国哨戒艦「天安」襲撃などで犠牲になった55人の将兵の名前を呼んだ。記念式に出席した犠牲者の親も涙を拭った。尹大統領はロールコールを終えた後、演壇の後方にいた参戦将兵と握手した。