주요 기사 바로가기

【コラム】22年後に火星に太極旗? 経済効果はひとまず忘れなくては=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.27 12:03
0
ウィリアム・グラッドストンは英ビクトリア時代に首相と財務相を4回ずつ務めた、いまも尊敬される政治家だ。彼が物理学者として知られるマイケル・ファラデーの研究室を訪れた。1850年代のある年のことだ。60代の科学者はその研究結果を詳しく説明したが、40代の閣僚の反応は冷ややかだった。

「それ(電気)は何に使うのか」

 
「そうですね。財務相はそれ(電気)に税金をかけることになるかも知れません」。

1882年に英国議会は電気照明法を制定し、1884年にダウニング街10番地(首相官邸)にも電灯が灯った。30年ほど前にある科学者に嫌味を言った彼は官邸で「それ」の恩恵を十分に享受しただろう。だが科学の学問的価値には無関心だった。

◇「電磁気誘導」発見したファラデー

似たようなことが極東で起きている。韓国の科学技術基本法は「国家競争力を強化することにより国民経済の発展を図り」という言葉で始まる。西欧では科学の役割に関する社会構成員の合意が根付いているが、韓国は政府が科学技術を「経済成長の原動力」と釘を刺してから60年間立ち止まっている。

ファラデーは科学者として電磁気誘導現象を発見した。これを工学的に応用した製品は数えられないほど多い。例えば発電機は自動車と自転車、キックボードなどに使われ、携帯電話の無線充電器、タブレットのライトペン、インダクション、交通カード、KTXのブレーキ、電気推進宇宙船のように電磁気誘導の例を挙げるならきりがない。

科学は自然の隠れた原理を発見する学問であり、工学では科学者が明らかにした原理を日常に適用する。重力、天体力学、固体物理、行列、量子力学は科学と数学の領域だが、月ロケットと半導体、人工知能(AI)、量子コンピュータを実現するのは工学だ。工学のおかげで人類の暮らしはさらに便利になる。そうかと思えば技術は製品、工程、デザインを扱う。科学の原理を製品に応用するのは工学、製品を作るのは技術だ。

米国では科学と技術、工学、数学の頭文字を取って「STEM」という。オバマ元米大統領はSTEM教育が重要ということをよくわかっており、これを強化した。韓国はどうなのか。 工学者は科学者で、工学は技術に変貌する。大人になったらロボットや月ロケットを作りたいという子どもたちが夢は「科学者」だと言うかと思えばある記者は人工衛星を作る工学者を「宇宙科学者」に変身させる。国の政策にも科学と工学・技術が入り乱れ、宇宙分野も同じだ。そうするうちに科学者にも「経済的妥当性」を問う。

◇「月から火星まで」M2M青写真

米航空宇宙局(NASA)は2022年、「月から火星まで」(M2M)という計画の青写真を公開した。彼らは職員と業者、海外機関と市民の意見を聞こうと2回のワークショップを開いた。韓国天文研究院と韓国航空宇宙研究院も参加した。このワークショップで出された63件の最終目標にはNASAと内外のパートナーが太陽系で持続可能な人間居住と探査計画を立てるのに必要な戦略を盛り込んだ。

M2Mは4つの領域で構成される。科学、月と火星のインフラ(工学)、住居と運送(工学)、施設運営だ。共通の主題を議論し合意するのに必要な原則も立てた。NASAはワークショップから出た結果を公開し5000件を超える意見を集約して目標を変更し新たな目標を追加した。これらは長い時間を置いて利害当事者と市民の意見を聞いた。

M2Mの目標はロケットや探査船開発のように「どのようにするか」(手段)ではなく、「すべきこと」(目標)と「理由が何か」に重点を置いた。NASAはこの方式を「右側から設計し左側から実行する」と呼ぶ。最終目標に合わせてやることを決めて実践するという意味だ。インフラは13件、住居と運送は12件、施設運営は12件、科学は26件の項目で満たした。科学を前面に出したのは、月と火星に施設を作って資源を採掘し生活するのに使うことになる知識が要求水準に満たないためだ。

◇地球とあまりにも違う月と火星の環境

地球の重力が1Gならば、月表面の重力は0.17Gにすぎない。長く滞在すれば筋骨格系が退化する。さらに月は1年に3.8センチメートルずつ地球から遠ざかる。そのため地球の自転周期と月の公転周期は増える。月の1日は29.53日、すなわち1朔望月(満月から次の満月までの期間)で、時計とカレンダーは新たに作らなければならない。月の赤道は夜には氷点下173度、真昼には水がぐらぐら沸き立つ117度だ。そのため月のすべての施設は290度の日較差に耐えなければならない。

【コラム】22年後に火星に太極旗? 経済効果はひとまず忘れなくては=韓国(2)

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0

    포토뷰어

    【コラム】22年後に火星に太極旗? 経済効果はひとまず忘れなくては=韓国(1)

    2023.02.27 12:03
    뉴스 메뉴 보기
    欧州宇宙局(ESA)が計画中の有人月基地の想像図。[写真 ESA]
    TOP