280兆ウォンも効果なし…韓国、出生率0.78人のショック(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.23 06:59
死亡者数が37万2800人と出生数より12万3800人多く、人口の自然減少の傾向が2020年から3年にわたり続いた。1人目の子を産んで母親になる年齢は33.0歳で前年より0.3歳上昇した。これはOECD加盟国の中で最も高く、OECD平均の29.3歳より3.7歳高い水準だ。1人目の子を含め2人目以降まですべての子どもを合わせた平均出産年齢は33.5歳で前年より0.2歳上がった。35歳以上の高齢妊婦の割合は35.7%で前年より0.7ポイント増えた。子どもを持っても1人にとどまる傾向も目立った。1人目の出生だけ1年前より5.5%増えた。2人目は16.8%、3人目は20.7%それぞれ減少した。
少子化基調は全般的な経済活力を下げる。韓国経済研究院は生産・消費の主体である生産可能人口が▽2030年に3381万人▽2040年に2852万人▽2050年に2419万人に縮小すると予想した。経済活動をする人口が減って生産力が減り消費全体が減少して投資要因が消える。「出生率低下→人口減少→内需萎縮→景気低迷→出生率低下」という悪循環だ。