「お母さん、ドアが開かない」これが最後だった…韓国半地下部屋の悲劇
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.10 11:41
「おばあちゃん、病院で散歩でもしながらごはんも食べて健康に気をつけて。心配しないで楽にしていてね!」
8日午後、記録的な豪雨でソウル・新林洞(シンリムドン)の半地下住宅で惨事に巻き込まれたAさん(13)が病院に入院した祖母に残した最後のメッセージだ。祖母イさん(72)はその日午前に組織検査のため大学病院に入院して難を逃れたが、イさんを病院に見送って帰ってきたイさんの長女Bさん(48)、二女Cさん(47)と孫娘のAさんは突然家に押し寄せた水を避けられなかった。外資系アパレル流通会社の労組専従者として働いたCさんが生計の柱となりダウン症の姉Bさんまで世話しながら暮らしてきた家族だった。