【コラム】「宇宙7大強国」誇張した宣言、順位にこだわりすぎるな=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.30 16:12
映画『オデッセイ』のマーク・ワトニーはことごとく不運な男だ。ワトニーが所属している米航空宇宙局(NASA)のチーム「アレス3」が火星に着陸して6日目を迎えた日、悪名高い砂嵐に遭遇する。唯一の脱出手段であるロケットが風で倒れる危機一髪の状況で隊員は撤退を決心する。ちょうど強風で飛んできたアンテナがワトニーを直撃し、宇宙服に取り付けられていた生命維持装置が消えたことを確認した仲間は火星を離れる。ところがワトニーは九死に一生を得て、傷から出た血が服に空いた穴を遮断し、かろうじて一命をとりとめた。549日間の火星生活はこのようにして始まる。
◇映画『オデッセイ』と『インターステラー』の違い
次は『インターステラー』だ。遠くない未来、人類は気候変動と食糧難で絶滅の危機に直面する。生存のために農業を復興したが宇宙探査はもう用無しとなった。元テストパイロットのジョセフ・クーパーは農夫をしていたが、遠い銀河系に通じる最短航路を切り開く秘密ミッションに参加することになる。彼は絶叫する娘を後にしたまま約束のない時空の旅に出発する。驚くべきことに『インターステラー』は韓国で動員観客数1000万を突破したが、『オデッセイ』は490万に終わった。本場・米国では正反対だった。