NYT「ウクライナに供与のエイブラムス、移動・整備・運用が容易でない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.26 08:45
ウクライナ戦争がもうすぐ1年を迎える中、ウクライナ政府が西側に最新戦闘装備の要請を強めている。これに対し米国が主力戦車(タンク)「M1エイブラムス」をウクライナに支援することにしたが、実際の前方投入には数年かかるという見方が提起された。
米ニューヨークタイムズ(NYT)は25日(現地時間)、米政府関係者を引用し、ロシアの情報網を避けて安全にタンクを戦線に移すのは容易でないとし、このように伝えた。また難しい整備と特殊燃料も障害だ。M1エイブラムスはガスタービンジェットエンジンが搭載されていてジェット燃料を使用し、重さが60トン以上最大75トンにのぼり、橋梁の通過など移動に困難があり、整備、維持が複雑で特別訓練が必要ということだ。
これとは対照的にドイツ製「レオパルト2」タンクはディーゼル油で駆動し、燃料補給が容易で、燃料タンクを満たせば340キロ走行できる。北大西洋条約機構(NATO)標準の120ミリ砲弾を使用する。最高速度は時速70キロで、重量は55トン。弾薬を乗組員と分離するなど保護にも優れている。