中国のある病院で医療スタッフ700人感染、無症状の医師は診療継続
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.15 07:58
中国全域で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)患者が急増し、軽微な新型コロナ感染医療スタッフや退職医師まで診療現場に投じるなど医療システム崩壊を防ぐための死闘が広がっている。防疫当局が60歳以上の高齢者など高危険群を対象に追加ワクチン接種に乗り出したが、「水ワクチン」を避けるために海外接種を試みる中国人も増加している。
14日、香港サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、北京では医療スタッフが相次いで新型コロナに感染し、病院が大きな圧迫を受けていて、一部病院では緊急ではない手術をキャンセルしている。中国の微信の医師コミュニティ「八点健聞」には「医療スタッフの(コロナ)陽性者が急増し、医療機構が『暗黒の時期』を迎えて奮闘している」という内容のコメントが相次いで投稿された。これによると、北京のある3級(最上級)総合病院では一日で700人余りの医師・看護師が陽性判定を受け、一部の診療科は医療スタッフ全員が感染して医師1人だけが病院に残るようにした状態だという。