<W杯サッカー>梨泰院の時とは違った…「赤い悪魔」数万人が埋め尽くした光化門(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.25 07:49
ソーシャル・ディスタンスが解除された中、梨泰院(イテウォン)惨事以降初めての大規模街頭応援は安全に対する憂慮の中で比較的に慎重な雰囲気で行われた。市民の間には期待と憂慮が分かれた。チョン・オクスンさん(63)は「理解できない。まだ惨事の悲しみに沈んでいる遺族が多い」とし「あまりにもすぐに(惨事が)忘れられるのは良くないと思う」と話した。チョンさん(16)は、「警察がきちんと統制しなければならないと思う」とし、「梨泰院惨事も予測したが起きたことだった。今回も人々が雰囲気に乗って熱狂するかもしれない」と心配した。
反面、イ・ウンギョンさん(23)は「新型コロナウイルス感染症が完全に終息したわけではないので心配だ」とし「3年ぶりにソーシャル・ディスタンスが解除されたので、皆で熱く応援できる空間は必要だ」と話した。この日、米国の家族と光化門一帯を見に来たイム・ソナさん(44)は、「以前よりもっとよく準備したと信じている。いつにも増して安全が確保されるのではないかと思う」と話した。キム・ギョンモ君(16)は「梨泰院惨事で多くの人が涙を見せた。これが正しいかと思った」としながらも「皆一緒に憂鬱になっているので、もう少し人々が嬉しく楽しく遊んでも良いのではないかと思う」と話した。
集会主催側は試合開始前の事前行事から数回「何より重要なのは皆さんの安全だ」「あまりにも多くの人が集まっている」として注意を呼びかけた。世宗大王銅像の横には総合案内所や応急センター、運営本部、警察・消防指揮所が設けられた。警察は警察官41人と8つの機動隊などを配置し、舞台の周辺と近隣の傾斜路、光化門駅の出入口などを点検した。警察関係者は「区画を分けて人波を分散し、観測組を運営して人波が集結する状況をリアルタイムで確認している」と話した。