【私は告発する】「修交30年」中国の2つの姿…軽空母など軍事力拡充が韓国の生きる道(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.09 10:15
韓中の修交から今年で30年を迎えた。両国関係が1992年8月24日を基点に「世界外交の奇跡」と呼ばれるほど発展したのは事実だ。経済交流も1世代前には想像もできなかったレベルに拡大した。しかし修交当時の目標を反すうしてみると、現在の両国関係は必ずしも前向きに眺めることはできない。韓半島(朝鮮半島)の平和と安定の維持、韓半島の非核化は実質的な核保有国・北朝鮮の登場でむしろ後退し、中国は韓国に対する軍事・外交圧力を続けている。当初の目標を大きく下回る成績表だ。
現代史を振り返ってみよう。中国は1971年に中華民国を代替して安全保障理事会常任理事国として国連に復帰し、1978年末の改革・開放政策推進と1979年の米国との修交を通じて外交的孤立を打開すると同時に、経済的には国際分業に参加した。このように国際情勢が理念よりも実利優先で展開すると、韓国政府も北朝鮮を正常な国家として牽引するという北方政策を推進した。北朝鮮の最大後見国の中国との修交は、北朝鮮の武力脅威と挑発を抑止して韓半島の平和と安定の維持および平和的統一基盤の確保レベルで非常に重要だった。両国は韓半島の平和と安定、共同の経済繁栄、韓半島の平和統一環境形成を目標に修交交渉を進めた。中国は韓国戦争(朝鮮戦争)介入に対する遺憾表明には同意しなかったが、韓半島の平和的統一と非核化支持の立場を表明した。韓国は台湾との断交要求を受け入れて中国を唯一の合法政府と承認することで、40年間にわたる反目を踏んで修交を断行した。