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【韓国梨泰院圧死事故】「人が死んでいる、どうか戻って」…声がかれるまで叫んだ警察官

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.01 11:50
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「梨泰院(イテウォン)圧死惨事」当日、現場付近で警察が市民の安全を守るために孤軍奮闘する映像が公開された。

先月31日、ユーチューブチャンネル「ニコラジTV」には「梨泰院圧死死亡者を減らすために一人で孤軍奮闘した英雄警察官」と題した映像が掲載された。

 
この映像には10月29日に梨泰院惨事現場付近で撮影されたとみられる場面があった。映像に登場する警察官は大勢の人々で混雑する道路で市民の通行を整理している。あちこちで流れている音楽と人々の声が混ざって意思疎通が難しいほど騒がしい。

ここで警察官は肉声で市民に移動するよう呼びかけた。警察官は「立ち止まらず移動してください」 「戻ってください」と繰り返した。数人が反対方向に進むと、首を振って「いけません。戻ってください」と制止した。警察官を見た一部の市民は戸惑う表情を見せ、警察官は「助けてください。どうか」 「指示に従ってほしい」と哀願した。ある外国人が方向を変えて事故現場側に移動しようとすると、「反対方向」と言って阻止した。警察官は「助けてください」 「前へ進んでください」「どうか従ってください」などと叫び続けた。

状況が良くならない中、警察官はさらに大きな声で「皆さん、人が死んでいます。こちら側に進んでください。どうか助けてください」と大声をあげた。

この映像は1日午前9時基準で照会数9万4000回を記録し、話題になった。映像を見たネットユーザーは「声がかれるほど必死に叫んでいて心が痛む」「英雄だ、本当に感謝する」「必死に危険を知らせる姿を見ると涙が出る」「現場の警察官が本当に苦労していた」などのコメントを残した。

一方、中央災難安全対策本部は10月31日午後11時基準で、梨泰院圧死事故による人命被害が死亡者155人、負傷者152人の計307人と明らかにした。

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    【韓国梨泰院圧死事故】「人が死んでいる、どうか戻って」…声がかれるまで叫んだ警察官

    2022.11.01 11:50
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    先月29日、梨泰院事故現場近隣で市民の通行を整理する警察官 写真=ユーチューブチャンネル「ニコラジTV」映像キャプチャー
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