「兵役特例」独り歩きしていた5年…BTSが終わらせるときまり悪くなった韓国政界(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.19 07:43
安敏錫(民主党)、尹相賢(ユン・サンヒョン)、成一鍾(国民の力)議員が提出した兵役法改正案を審査し、その後も関連議論は続いた。特に国民の力が政権を握った後の今年4月、成一鍾政策委議長がラジオインタビューで、「(兵役法改正について)政府レベルで要請があった」と明らかにし、関連議論に弾みがつくだろうという分析も出た。当時、大統領職引継ぎ委員長だった国民の力のイ・ジェミョン議員がHYBEを直接訪問し、期待感が高まった。
6月、龍山(ヨンサン)大統領室で行われたぶら下がり取材(出勤途中の問答)で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領も直接BTSの軍問題に言及した。当時、尹大統領は「私が今先に言及する問題ではないようだ」と述べたが、「国民の考えと世論に従って法に定められた通り、あるいは国民の世論がそうなら(軍免除を要求するなら)関連規定を国会で修正することができる」と述べた。8月にはBTSを2030釜山世界博覧会(エキスポ)の広報大使に招へいした朴亨埈(パク・ヒョンジュン)釜山(プサン)市長が自筆の手紙で尹大統領にBTS兵役特例を要請した。
しかし、今回も国会はためらい、政府は生ぬるい態度を見せた。国会国防委員会がリアルメーターに依頼して実施した世論調査ではBTSの兵役特例に賛成するという意見が60%を超えたが、政界では「政府・与党に対する20代支持率が急激に下がった状況で若年層が敏感に思うイシューに簡単に泥をかぶることができない状況」という分析が出てきた。