タイ・ベトナム・スリナムはなぜ韓国ドラマに憤ったのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.13 11:15
このように、最近になって似たような事例が繰り返される理由は、変わったKコンテンツの地位にふさわしい文化的感受性をコンテンツ業界が備えていないためだという分析が出ている。韓国ドラマと映画が広く世界に広がっていることに比べ、文化多様性に対する認識が歩調を合わせて成長することができなかったということだ。
大衆文化評論家のキム・ホンシクさんは「過去にはハリウッドが韓国を否定的に表現することに私たちが気分を害したとすれば、今はKコンテンツの影響力が大きくなったため立場が変わった」とし「制作者がまだ国内視聴者だけを考える傾向があるが、特定国家を直接言及する場合、一層慎重を期さなければならない」と話した。「特定国家に必ず言及する必要があれば、該当国家出身から台本を監修してもらう手続きが必要だ」というのがキムさんの提言だ。