台風通過後、冬には「急速寒波」やってくる…「高麗も崩壊させた気候変動」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.19 10:50
381.5ミリ。ソウルに集中豪雨が降った先月8日、銅雀区新大方洞(トンジャクク・シンデバンドン)で記録された一日の降水量だ。1年前のソウル市の平均降水量は211.2ミリ。ひと月分を超える雨が一日で降ったといえる。韓国気象庁も予測することができなかった気象観測以来115年ぶりとなる1時間当たり最多降水量に、江南(カンナム)や銅雀区などソウル各地で冠水被害が続出し、半地下部屋から逃げ遅れた発達障がい者一家が遺体で発見されるなど浸水被害が相次いだ。
今月初めには台風11号「HINNAMNOR(ヒンナムノー)」が南部地方に深い爪痕を残して通過し、慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)で7人が地下駐車場で浸水事故で亡くなるなど人命・財産被害が続出した。台風11号は北緯25度以北で発生した初めてのスーパー台風として記録された。以前までは相対的に海水温度が高い北緯15度付近で主に台風が発生したが、発生地点が北上したのだ。専門家は温暖化による海水温度の上昇が原因だとみている。