<台風11号>わずかの差で命を失った妻…夫は駐車場の前で切なく手を振った=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.08 10:08
慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)のマンション地下駐車場浸水事故で母親(54)を亡くしたAさん(32)は7日、「事故現場にいた父親(58)が妻を救えなかったという罪悪感で自責している」と語った。Aさんの父親が言った場所は6日、台風11号の余波で浸水した浦項南区(ナムグ)のあるマンションの地下駐車場入口だ。
事故当時、Aさんの母親は「地下駐車場にある車を移動してほしい」という案内放送を聞いて駆け付けたが、被害に遭った。妻が外に出た後、台風が尋常でないと思ったAさんの父親は直ちについて行ったが、すでに妻は駐車場に入った後だった。
Aさんは「地下駐車場の入口に水が入りすぎて。流れが強すぎて、(母親が)他の出口も見つからず、流されたようだ」と話した。「父親は入口側からずっと出てこいと切なく手を振ったそうです」として「その時、父親が近くにいながらも守れなかったと自責している」と心配した。