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「第2次世界大戦の被害を賠償せよ」ポーランド、ドイツに1兆3000億ユーロの賠償要求

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.02 09:55
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ポーランドがドイツの自国侵攻により第2次世界大戦が勃発してから83年を迎える今月1日(現地時間)、ドイツに1兆3000億ユーロ(約181兆円)に上る被害賠償を要求した。

ポーランド与党「法と正義(PiS)」のヤロスワフ・カチンスキ代表は同日、ワルシャワで開かれた記者会見で、「ドイツはポーランドに侵攻し、我々に多大な被害をもたらした」とし、「ドイツ軍は信じられないほど無慈悲で残酷で、その影響は多くの場合、今日まで続いている」と述べた。

 
カチンスキ代表はまた、ポーランド議会の第2次世界大戦被害賠償委員会が第2次世界大戦がポーランドに引き起こした被害を鑑定した結果、規模が1兆3000億ユーロに上ると推算されたと述べた。

カチンスキ代表は「ドイツに鑑定結果にともなう被害賠償を要求する」とし「1939年から1945年までドイツ・ナチス軍が行ったすべてのことに対する被害賠償」と述べた。また、「被害賠償までは長く険しい道のりになるだろう」とし、「ドイツは被害賠償額を一度に支給するよりは数十年にわたって支給しなければならないだろう」との見方を示した。

カチンスキ代表は「すでに世界10カ国余りがドイツから被害の賠償を受けた」とし「ポーランドがそこから排除される理由はない」と強調した。

ドイツ政府はすべての被害賠償要求を拒否するという立場だ。ドイツ外交部報道官は「ドイツ政府の立場は変わらない。被害賠償問題は解決された」とし、「ポーランドは1953年にこれ以上の被害賠償を放棄するとし、これを何度も確認した。これは今日の欧州秩序の支え」と述べた。

同氏は「ドイツは第2次世界大戦に対する政治的・道徳的責任を負っている」とした。第2次世界大戦は1939年9月1日、ドイツのポーランド侵攻により勃発した。第2次世界大戦による死者は5500万人から8000万人と推算される。

ポーランド議会第2次世界大戦被害賠償委員会が同日発表した3冊分の鑑定報告書は、1冊だけで500枚余りに及ぶ。報告書の作成には歴史学者、経済専門家、不動産鑑定評価士など30人余りが参加した。報告書には、第2次世界大戦によるポーランドの人口や経済、文化財など、部門別の被害規模がすべてまとめられている。

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