【時論】人口縮小時代、保育システムから改革を=韓国 (2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.31 10:23
第二に、根本的にはこのような危機を招いた超少子化を克服するために、政府の政策介入をさらに強化し効率化することだ。韓国で少子化対策を施行して16年が過ぎたが、出生率指標がむしろ下落する現象が深刻だ。これについて、一部では、「これまで私たちにできるすべての方法を動員してきたが、効果がなかったのでさらに何ができるのか」という懐疑論が聞こえる。ところで、果たしてこれまで私たちはやるべきことを本当にきちんとやってきたのだろうか。
先日、小学校5世入学議論の過程を報じた新聞記事の一行がこれまで私たちが見過ごしてきたことは何だったのかをはっきりと示した。「小学校低学年は放課後にケアしてくれる人がおらず、塾を転々とさせるしかない場合も多いが、共働き夫婦が子どもを安心して任せる所が必要だ」。ある保護者団体代表のこのような絶叫は保育システムがまだどれほど脆弱なのかを如実に表した。