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韓国、100年後の人口は最少1214万人…日帝強占期より少なく

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.09 15:28
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#.全体の人口はかろうじて2000万人台を維持するほど減少する。満14歳以下の幼少年は人口の1割にもならない。人口の半分は高齢者だ。

統計庁の資料に基づいて描いた100年後の大韓民国の姿だ。統計庁は9日に発表した「将来人口推計:2020-2070年」に、こうした内容の「100年推計統計表(2070-2120年)」を付録で添付した。

 
これによると、2120年の韓国の人口は100年前の昨年(5183万6000人)より3088万3000人少ない2095万3000人になるという予想だ。現在の人口10人のうち6人(59.6%)が消えるということだ。

人口構成を見ると、2120年の生産年齢人口(15-64歳)の比率は全体の48%(1005万8000人)で半分にもならない。満14歳以下の幼少年人口は8.9%で185万9000人だ。65歳以上の高齢者の人口が903万7000人で43.1%を占める。その年に生まれる新生児数は11万1000人だ。これは▼出生率▼国際移動▼期待寿命の3つの変数が中間程度(中位)で維持される場合を仮定して推算した数値だ。

3つの変数が「低位」となる最悪の状況を仮定すると、韓国の人口は現在の4分の1にまで減少する。2120年の人口は1214万人になるということだ。65歳以上の人口(566万7000人)が生産年齢人口(557万2000人)より多い名実共に「高齢者国家」となる。その年に生まれる新生児数は5万3000人にすぎない。

日帝強占期だった1925年に韓国で実施された最初の近代的な意味の人口調査「簡易国勢調査」によると、当時、京畿・江原・慶南・慶北・全南・全北・忠南・忠北・済州の人口は1336万2956人だった。京義・江原地域の一部が北朝鮮領土になった点を勘案しても、2120年の低位推計人口(1214万人)は日帝強占期当時の韓国の人口にも達しないと予測される。

3つの変数を肯定的に仮定した場合の高位推計では、2120年の韓国の人口は3194万2000人だ。この場合、生産年齢人口の比率は49.6%、65歳以上の人口の比率は40.2%となる。その年に生まれる新生児数は20万1000人という予測だ。

◆2070年「低位推計」は3153万人、1969年並み

一方、この日に発表された「2020-2070年将来人口推計」では、韓国の人口は20年後の2040年代に5000万人を割り、2070年には3766万人に減少(中位推計)すると予想された。2070年生まれの新生児から最高齢の高齢者まで列に並べると真ん中の人は62.2歳となる。

低位推計でみると、今後10年間に人口は年平均17万人ほど減少し、2030年代に5000万人を割る。その後、人口減少が続き、2070年に3153万人にまで減る見通しだ。50余年前の1969年当時の人口水準に戻る。

持続可能な超高齢社会への軟着陸を準備すべきという指摘が出ている。慶煕大東西医学大学院のキム・ヨンソン老人学科教授は「超高齢社会に必要な高齢者向け技術(AgeTech)に投資する必要がある。新しい成長エンジンとして高付加価値と良質の雇用を創出し、経済成長に寄与するだろう」とし「受恵者は高齢者になるが、これを開発してサービスを提供する人は青年であるため、年齢統合的な雇用創出が期待される」と述べた。

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