「米中から選択? 誰がもっと親しいか公開するバカはいない」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.23 11:43
2020年7月、当時のポンペオ米国務長官はピンポン外交(1971年)の主役チャード・ニクソン大統領を記念する図書館で歴史的な演説をし、国際社会に波紋を呼んだ。ポンペオ長官は「包容政策はニクソン大統領が誘導しようとした中国内部の変化をもたらすことができなかった」とし「自由主義国家は中国共産党の行動を変え、自由を守るために努力しなければならない」と呼びかけた。その後、米国は国連・欧州連合(EU)・北大西洋条約機構(NATO)・G7などを総動員して中国に圧力を加え、中国は戦略的に孤立する様相だ。
--中国が国際的に孤立したが、「中国の夢」実現は可能なのか。
「トウ小平時代から中国は韜光養晦(才能を隠して内に力を蓄える)外交を駆使し、急速な経済成長を遂げた。2013年に習近平体制が登場して『中国の夢』を掲げると、この時から米国をはじめとする西欧国家が中国に対する警戒心を表し始めた。2020年にポンペオ長官は、中国がこれまで静かに進めてきたことを一つ一つ暴露したが、これによって中国の意図と計画が全世界に伝えられ、外交的な打撃を受けたとみられる。特に6月にスペインで開催されたNATO首脳会議で発表された新戦略概念で、中国を『NATOの新たな脅威』と宣言し、中国の外交に致命打を与えた。中国としては数十年間にわたり築いてきた西側国家との国際関係が損傷し、関係回復が非常に重要な課題だ。したがって中国は米国との覇権競争に専念するのは難しいだろう」