【コラム】クアッド参加遮断せず戦略的資産として活用しなくては=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.15 11:00
先月末に米軍がアフガニスタンから撤収した。アフガンはこれ以上米国の核心利益がかかった国ではなく、米国もまた世界各地に対する過度な関与を減らして中国との対決に集中するという戦略を見せる。トランプ政権で始まった米国単独の中国バッシングがバイデン政権では同盟国と友好国を引き込む中国包囲戦略に進化している。米国全体に反中ムードが高まり、米国政治でも中国との対決的姿勢は超党派的流れになった。
1945年の第2次世界大戦終了とともに米ソ冷戦が始まった。米国は1988~91年の旧ソ連崩壊後、長期にわたり挑戦者のいない単独覇権国の座を享受してきた。冷戦戦略の一環として徹底した反共主義者だったニクソン大統領が1972年に教祖的共産主義国だった中国を訪問し、79年に米中が修交した。また、米国が中国を国際社会に編入させる努力を主導し中国の高度経済成長に寄与したのも事実だ。