【コラム】見た目だけ1位の韓国造船業、ラバにとどまるか獅子として駆けるか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.01 11:43
自動運航技術が後押しされれば船員が乗らない原子力推進船舶が40年間燃料の追加供給なく運航を継続できる。陸地の港湾に入ってくる必要もない。環状線であるソウル地下鉄2号線のように船舶が大きな航路を回って、陸海空を行き来するドローンを利用すれば陸地から遠い安全な道路で荷役ができる。どこかに寄港する必要もなく、荷役の時だけ速力を減らせば良いので、数年前問題になったモバイルハーバーとは全く違う概念だ。ドローンは運送の中間段階を省略して最終配送地またはその近くの物流センターまで直接到達できるケースがあるため物流の柔軟性が大きくなり所要時間も大きく減る。
原子力推進船舶はどのように維持・管理するのか。人が暮らさない遠海に海上プラットフォームを設置すれば良い。原子力推進自動運航船舶はスケジュールに合わせてプラットフォームにドッキングして最小限の人材がモジュール化された維持管理をすることになる。一見あきれたアイデアだ。これを実行するのに抵抗が大きいだろう。だがいつまで人が決めた枠組み中で背負わされる荷物だけ背負って生きるのだろうか。