13年ぶりの受注規模でも赤字、韓国造船大手3社「アーニングショック」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.19 10:27
韓国造船大手3社が上半期にそれぞれ1兆ウォン前後の営業赤字を出した。韓国の造船業界が4年連続で受注量世界1位を期待していることを考慮すると容易には理解し難い状況だ。造船業界は「黒字を出すにはさらに1~2年は待たなければならない」と説明する。船舶を建造した後に代金を受け取るには受注時から2年ほどの時差が発生する造船業の特性のためだ。主要材料として使う鉄鋼厚板の価格上昇も造船業の業績悪化の要因だった。
韓国造船海洋が17日に公示した上半期事業報告書によると、同社は上半期に営業損失8298億ウォンを記録した。同じ期間サムスン重工業は9447億ウォン、大宇造船海洋は1兆2203億ウォンの営業赤字を出した。韓国造船海洋の上半期受注額は174億ドルだった。今年の目標額149億ドルをすでに超えた。造船3社を合わせると今年の目標受注額の74.4%を上半期に達成した。英国の造船海運市況分析会社クラークソンリサーチによると、韓国の造船会社の1~7月の受注量は1276万CGT(標準貨物トン数)だった。この13年で最も多かった。先月には中国を抜いて受注量1位となった。