サプライチェーン問題、ウォン安、エネルギー高…韓国の輸出に影響
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.12 07:49
昨年、新たな歴史を築いた韓国の輸出が今年は厳しい状況を迎える見通しだ。昨年ほど活発な貿易が期待できない中、サプライチェーン問題やコスト上昇など輸出の足かせとなる要因が表れているからだ。
関税庁は11日、今月1-10日の輸入額(189億ドル)が前年比で57.1%増えたと明らかにした。同じ期間の輸入額(139億ドル)増加率24.4%の倍を超える。今月上旬の貿易収支(-49億4500万ドル)も赤字だった。
貿易赤字が続くかは不透明だ。ただ、最近はエネルギーを中心に原材料価格が高く、輸入額の増加傾向が続く可能性が高い。冬季に暖房の需要が増え、エネルギー輸入も増やすしかない状況が赤字を膨らませた。実際、韓国は先月、過去最高の輸出額(607億4000万ドル)となったが、エネルギー需要の増加で輸入額(613億2000万ドル)も大幅に増え、貿易収支が20カ月ぶりに赤字に転じた。