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中国のロケット破片、来週ごろ地球に落下…残骸物は最大10トン

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.27 16:31
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中国が最近打ち上げた長征5Bロケットの残骸が来週ごろ地球に落下するという分析があった。落下地点はまだ特定できないが、残骸物は最大10トンにのぼるとみられる。中国はロケット打ち上げ段階で宇宙ごみを適切に処理していないという理由で何度か非難を受けている。

非営利宇宙研究団体エアロスペースコーポレーションは27日(現地時間)、長征5Bロケット本体が31日午後4時52分(日本時間)ごろ地球大気圏に再進入すると予想した。エアロスペースは予測時間の前後に22時間の誤差範囲があると伝えた。米宇宙司令部は8月1日ごろ大気圏に到達すると予想した。

 
これに先立ち中国は「問天」という無人宇宙船を24日午後2時22分、中国海南島の文昌衛星発射センターから長征5B号に搭載して打ち上げた。モジュールは中国が建設中の宇宙ステーションにドッキングしたが、ロケットの推進体を分離する時の破片は地球の大気に向かって落下した。

大半の小型ロケットの残骸は大気圏再進入後に高熱で燃焼するが、長征5Bのような大型ロケットの本体は残骸の一部が地球に落下する危険がある。長征5B本体は重さが25トンにのぼる。

エアロスペースは「大きな物体は質量の20-40%が地面に落下する可能性ある」とし「長征5Bの場合は最大9.9トンと推定される」と明らかにした。

ブリティッシュコロンビア大のバイヤーズ教授は「この破片は20トンの金属の物体」とし「大気圏に進入しながら燃えるだろうが、その一部の非常に大きな破片は地表面に到達するだろう」と話した。

宇宙ごみが地球に及ぼす危険について研究してきたバイヤーズ教授は、宇宙ごみが人間に及ぼす危険は極めて少ないが、人が居住する地域に落ちる場合、環境や建物などに大きい被害を与えることもあると説明した。

米宇宙司令部は中国のロケットの破片が地球に落下するのを追跡する計画だ。米宇宙司令部の報道官は「多様な大気条件のために正確にいつと指定することはできないが、8月1日ごろ地球の大気圏に到達すると推定される」と説明した。

一方、中国は宇宙技術開発でロケットの残骸処理を傍観するという指摘を受けてきた。昨年4月末には中国が打ち上げた宇宙ステーションのコアモジュール「天和」を載せた長征5Bロケットの残骸が統制が不可能という分析があり、不安感が広がった。また2020年5月に打ち上げられた長征5Bの別のロケットの場合、地球に再進入した後、アフリカのコートジボワールに一部の残骸が落ち、建物が破損した。

米航空宇宙局(NASA)のネルソン長官は「中国が宇宙ごみに対する責任ある基準を満たしていないのは明らかだ」と述べた。

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