「国連軍指令部は送還拒否、文政権は韓国軍使い強行…米司令官が憤慨」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.20 13:02
文在寅(ムン・ジェイン)政権が脱北漁民2人を送還する過程で国連軍司令部の頭越しに板門店(パンムンジョム)の韓国軍に開門を指示して漁民を送還したと複数の消息筋が明らかにした。消息筋は「韓国側が板門店で北朝鮮側に漁民を引き渡すには、統一大橋から軍事境界線まで3つの関門を通過しなくてはならないが、この区域は休戦協定により国連軍指令部の統制(許可)を受けなくては通過できない。しかし文在寅政権は国連軍指令部に状況説明もまともにせずに開門と通過を要求し、受け入れられなかったことから現場で勤務する韓国軍に3カ所の関門を開くよう指示して漁民を送還させた」と話した。
消息筋は「国連軍指令部が送還協力を拒否して説明を要求し、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は国連軍指令部を無視して国防部に開門を指示し、国防部は軍令権者である合同参謀本部も差し置いて板門店の韓国軍指揮官に開門を指示したという。この報告を受けたエイブラムス国連軍司令官兼韓米連合司令官が憤慨したようだ」と伝えた。