韓国、求人難が限界に…「働き手がいなくてお客さんを入れられません」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.27 10:06
23日午後、ソウル・麻浦区(マポグ)のロッテシネマの売店では従業員2人が会計したりポップコーンを器に入れたり、奔走していた。上映館への入口にはチケットを確認する人は見えなかった。「指定された座席に座ってください」という案内文だけ貼られていた。今月初め、ソウル松坡区(ソンパグ)の映画館を訪れたキム氏(43)も、「上映館に入って席に座るまで、チケットを確認する人はいなかった」と伝えた。
ロッテシネマは、全館でチケット確認担当者を置かない自主入場制を実施している。メガボックス・CGVなどのマルチプレックス映画館も一部の支店では自主入場でチケット確認担当者なしで運営することにした。売店の運営だけでも人員がギリギリの状況で、チケットの検査のために1人抜けるだけで業務負担が大きくなったためだ。メガボックス・CGV・ロッテシネマなど主要な映画館チェーンは新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)以前に比べて70~90%水準の売り場人材で運営している。しかし、求人広告は常に掲載されている。