北朝鮮軍による射殺事件、韓国公務員の遺族「文前大統領を告発する」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.18 12:39
「私の父の名前はイ・デジュンです」。17日午前11時ごろ、ソウル地方弁護士会弁護士会館。息子が書いた手紙を代読する母親の目には涙が浮かんでいた。1年9カ月前、西海(ソヘ、黄海)上で北朝鮮軍の銃撃で韓国海洋水産部の公務員イ・デジュンさん(当時47歳)が死亡した。その後、イ・デジュンさんが自ら北朝鮮に渡ったかどうかをめぐる論争があった。
「明確な理由も分からないまま父は越北者という烙印を押され、私と母、弟は越北者の家族になって苦しみました。父が越北者ではないという叫びに背を向けずに聞いてくださった尹大統領に感謝の意を伝えます。最近になって父の死を知った弟をケアし、この苦しみに最後まで一緒にしてくださった方々への感謝を忘れません」。母親は息子の声を代わりに伝えた。