「豊渓里坑道に装備が投入されたもよう」…正恩氏の「核」決断だけが残ったか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.08 08:44
北朝鮮が咸鏡北道吉州郡豊渓里(ハムギョンブクド・キルジュグン・プンゲリ)で7回目の核実験を準備している兆候が次第に明らかになるなど、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が4年9カ月ぶりに核実験を敢行する可能性が高まっている。起爆装置の実験や坑道の再開放など、今まで明らかになった兆候を具体的に分析してみると、北朝鮮の核実験準備の状況を予想できる手がかりが見つかる。
まず、北朝鮮は今年初めから開始した豊渓里萬塔山(マンタプサン)付近の核実験場南側第3番坑道の復旧を完了したというのが韓米情報当局の判断だ。これに加えて国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシー事務局長は6日、IAEA理事会で「豊渓里核実験場の坑道の一つが再開放された兆候を確認した」とし「これは核実験のための準備である可能性がある」と明らかにした。あわせてグロッシー事務局長は北朝鮮がウラン濃縮工場とプルトニウム再処理のために5メガワット(MWe)原子炉を稼動させて核活動を続けてきた点も強調した。