尹政府初の韓米首脳会談にワシントン外交大物が提言…ヘリテージ財団のフルナー会長(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.19 10:18
21日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府初の韓米首脳会談は今後の外交の羅針盤となる。尹大統領とジョー・バイデン大統領が礎石をどのように築くのかによって韓半島(朝鮮半島)外交の設計図が描かれるためだ。
これまで韓米関係を見守り続けた外交の大物2人に話を聞いてみた。戦略国際問題研究所(CSIS)のジョン・ヘイムリ所長とヘリテージ財団設立者のエドウィン・フルナー会長だ。ヘイムリ氏もフルナー氏も尹政権のスタートに期待を寄せつつ「今回の初の韓米首脳会談で1つ目のボタンをきちんと留めなければならない」と強調した。インタビューは今月初め、ワシントンDCで行われた。
「外交はジャズ」という言葉がある。米国の伝説的外交官リチャード・ホルブルックが残した話で、国益という一つのテーマのために演奏しながらも、状況やパートナーによってさまざまな即興変奏ができなければならないという意味だ。変奏の経験値がフルナー氏ほど深い人も見つけるのが難しい。1973年にヘリテージ財団を設立して2013年まで理事長を務め、彼の人脈は国務省から議会までワシントンDCの至るところにのびている。ヘリテージは保守志向に分類されるシンクタンクだが、韓米関係においては理念を越えて、また知韓を越えて親韓の見地からさまざまな提言を行ってきた。尹大統領も就任前の先月27日、フルナー氏と引継ぎ委員会執務室で面会した。フルナー氏が40年間務めた理事長から退いた後、財団のアジア研究センター会長に就任したのは、韓半島(朝鮮半島)など地域イシューに対する彼の愛情を反映している。