「全会一致で先進国になった」自慢…韓国政府のもとに間もなく「請求書」届く
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.08 07:33
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6日、「国連加盟国の全会一致でわが国は名実共に先進国という点が国際的に認められた」とし「国民も血と汗で成し遂げた誇らしい成果という自負心を持ってほしい」と述べた。この日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)が主宰した国務会議で、国連貿易開発会議(UNCTAD)が韓国の地位を開発途上国から先進国グループに変更した事実に言及しながらだ。外交部も「先進国の地位を名実共に確認した」「歴史的な里程標」と広報した。
UNCTADは開発途上国の産業化と国際貿易への参加増進を支援するために1964年に設立された国連傘下機構だ。2日(現地時間)、スイス・ジュネーブで開かれた第68回貿易開発理事会閉幕会議で、韓国をアジア・アフリカ開発途上国など99カ国が含まれたグループAから米国・日本・英国など先進国31カ国が属したグループBに地位を変更する案が全会一致で可決された。UNCTADが開発途上国から先進国に地位を変えた国は韓国が初めてだ。
驚くことではない。IMFは1991年、WBは1996年それぞれ韓国を先進国に指定した。「経済先進国クラブ」と呼ばれる経済協力開発機構(OECD)に加盟国に加入したのも1996年だ。昨年1人あたりの国内総生産(GDP)は3万1497ドルで主要7カ国(G7)のイタリア(3万1288ドル)を追い抜いた。