韓国軍事専門家「ソロモン諸島と安保協定結んだ中国、神の一手」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.04 12:00
太平洋進出は中国の長い間の宿願であり、当面の国家戦略目標でもある。中国はその夢を隠さない。習近平主席は執権初めに米国を訪問し「太平洋は米中両国をすべて包容するほど十分に広い空間」と話した。キーティング元米太平洋軍司令官は「ハワイを境界に米国が東側、中国が西側を管理しよう」という中国海軍幹部の提案を受けたことがあると議会で証言したりもした。諸葛亮の天下三分の計と変わるところがない「アジア太平洋二分の計」だ。ソロモンとの安保協定がその遠大な夢の序幕といえば針小棒大だろうか。
中国海軍の戦略と戦力を専門に研究してきた韓国軍事問題研究院のユン・ソクチュン研究委員は「中国の立場で神の一手を置いたもの」と表現した。ユン委員は海軍艦長在職時にソロモン諸島に入港した経験がある。