美しい太平洋の島国が…「中国資本」の手が入ったところに残されたのは荒れ地だけ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.02 14:10
南太平洋に位置したソロモン諸島マライタ島ナオルア村は2012年まででさえ葉が生い茂った大木に囲まれたところだった。だが、今は泥畑に丸太だけが積み上げられて荒涼としている。ここで生まれて育ったフウカ・カイアシさんは「村の家も消えて、まるで死と破滅で覆われているかのようだ」と言って嘆いた。
ソロモン諸島は無分別な伐採で、2000年以降、全体の自然林の7%を失った。中国への大規模な木材輸出が始まってからだ。今のような勢いで伐採が進んだ場合、2036年には自然林全体が消えるだろうという警告が出ている。
31日(現地時間)、英日刊紙ガーディアンは「太平洋略奪(Pacific plunder)」と題する特集記事を通じて、中国が南太平洋の島国パプアニューギニア、ソロモン諸島、トンガ、バヌアツなどの資源を吸い取ったことで、これらの国々で深刻な環境破壊が進んでいると伝えた。