【コラム】米中対決を見るある韓国人の不安感(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.01 10:36
ゆっくりと休むべき週末の朝、「不安感」をうんぬんしてちょっと申し訳ないことだ。込み入ったソウルを離れて米国に来ているため、私たちが迎えた現実の重さがことさら重く感じられる。外界変化の深刻性に比べ私たちがとても放漫なのではないかと考える。いま進行中である既存覇権国の米国と新興挑戦国の中国の間の巨大な全面対決の結果は韓半島(朝鮮半島)の運命と私たちの人生を揺さぶるだろう。
最近米国メディアの大きなニュースは、1月の議事堂乱入事件聴聞会、インフラ投資予算法案通過問題、コロナワクチン拡大などだ。それぞれ米国が深刻な政治的分裂を克服し民主主義を固めることができるか、長期的国力上昇の基盤を用意できるか、正常生活に迅速に戻って経済と社会を安定させることができるかに関する重要懸案だ。また、米国が民主国家の代表走者として国際的リーダーシップを強化しルールに基づいた国際秩序を確立するための必須課題でもある。