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【コラム】ロシアの自尊心「モスクワ」も、中国の空母「遼寧」も…故郷はウクライナだった(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.21 11:50
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◆歴史の激変期を貫通する

今では原因の分析が多いが、1991年のソ連解体は当時としては瞬間的に起きた事件だった。このためソ連軍だけでなく、関連インフラも深刻な混乱に陥った。核爆弾のような戦略武器は外国までが関与して整理されるほどだった。半面、通常兵器の大部分は、新しく誕生した国がソ連時代に自国領土内に保有する戦力をそのまま継承する形で分けられた。

 
ところが黒海艦隊をめぐってはロシアとウクライナが争った。艦隊の母港セバストポリがクリミア半島に位置するためウクライナが権利を主張したが、黒海への影響力を放棄できなかったのだ。さらにロシアより経済状況が悪いウクライナが艦隊を運用するのは現実的に難しかった。結局、長期間の交渉の末、黒海艦隊の81.7%をロシアが買収することになった。

ウクライナは毎年1億ドルの支払い受ける代わりに、ロシアがセバストポリ基地を2017年まで租借して2万5000人の兵力を駐留できるように認めた。黒海艦隊の未来が決定し、当時まで所属が不明瞭だった多くの艦艇の管轄がロシア海軍に変更された。この時にオーバーホールに着手した直後、ソ連の崩壊によって放置状態だった「スラヴァ」も艦名を「モスクワ」に変えて新たな一歩を踏み出した。

1997年1月31日に協定文に署名するためキーウを訪問したエリツィン露大統領は「ロシアはウクライナの領土を狙わない」として善隣関係を深めた。そして2010年には多くの反対にもかかわらず、親露派のヤヌコビッチ大統領の主導でウクライナは黒海艦隊の駐留を2042年まで延長する条約までもロシアと締結した。このように旗艦「モスクワ」を主軸にウクライナに駐留したロシア黒海艦隊は、両国友好の象徴のように見なされた。

しかしロシアは2014年、ユーロマイダン革命を口実にクリミア半島を強制合併し、黒海艦隊関連の条約を無効にした。そして今年2月24日にはウクライナを侵攻し、歴史的に最も密接だった両国の関係は破綻に至った。ロシアはNATOの東進を防いで親ナチ勢力を粉砕するためという名分を前に出したが、旧ソ連の復活、すなわち冷戦時代への回帰が真の目的であるプーチンの意志のために生じた戦争だった。

「モスクワ」はこれまで言及した激変期の常に中心にあった。冷戦時代には米国に対抗する強力な拳として活躍し、ソ連の解体後には主もなく時間を送った。そしてロシアに所属が変わった後には黒海を中心に周辺に圧力を加える手段になった。姉妹艦とは違って2回参戦し、結局、故郷の沖で命を終えた。目がくらむような時代を歩んできたソ連海軍の遺産といえるだろう。

ナム・ドヒョン/軍事コラムニスト

【コラム】ロシアの自尊心「モスクワ」も、中国の空母「遼寧」も…故郷はウクライナだった(1)

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    2022.04.21 11:50
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