【社説】検察総長の辞表にも文大統領が沈黙する理由は何か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.18 10:46
韓国の金オ洙(キム・オス)検察総長が民主党の「検捜完剥」(検察捜査権完全剥奪)法案発議に反発し、昨日、辞表を出した。民主党が推して文在寅(ムン・ジェイン)大統領が任命した親政権性向の検察総長が法で保証された2年の任期を1年ほど残して辞表を提出したのは衝撃的だ。
金総長は「(検警捜査権の調整)施行から1年ほどで検察がまた改革の対象にされ、検察の捜査機能を全面廃止する立法手続きが進行される点について責任を痛感する」と立場を発表した。金総長は「国民の人権に大きな影響を与える新しい刑事法体系は少なくとも10年以上運営した後に制度改革を論じるのが適切だ。この場合にも公聴会と世論調査を通した国民の共感と与野党の合意などが求められる」と慎重論を展開した。