韓国巨大与党、政権末に暴走…「検察捜査権完全剥奪」立法手続き強行
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.13 10:30
172議席の巨大与党・共に民主党が検察捜査権完全剥奪(検捜完剥)法案を党論として採択し、4月の臨時国会で立法手続きを強行することにした。尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領が就任する前に法案公布手続きまで終えるという趣旨だ。大統領の任期を1カ月も残していない与党が刑事司法体系の根幹を変える法案を一方的に推進すると、国民の力は「暴走だ」「理性を失った」という表現を使って反発した。
民主党はこの日午後2時から6時まで国会本庁予算決算委会議場で議員総会を開き、検捜完剥法案を党論として採択した。6大犯罪(腐敗・経済・公職者・選挙・防衛事業・大型惨事)に限り残っている検察の直接捜査権を刑事訴訟法と検察庁法から削除するのが骨子だ。法案が通過すれば、検察は警察内部の不正など極めて一部の事件を除いて直接捜査が不可能になる。民主党はこうした内容の法案を4月中に立法完了するものの、施行は3カ月以上の猶予期間を設けることにした。「韓国型FBI」のような別の捜査機構の設立は長期的に推進することにした。